サイコパスの特徴 見分け方と対処法


「サイコパス」という言葉からは、残虐な連続殺人犯を連想することが多い。
実際に凶悪犯罪者の多くはサイコパスだが、ビジネスで成功するサイコパスもいる。

サイコパスは愛想が良く、最初はその魅力によって企業で昇進を重ねる。
しかしある時に、周囲の人々を巧みに操っていることが明らかになるのだ。

サイコパスと同じ職場で働くと、心身の健康に深刻な影響を受けてしまいかねない。
事前に対策を講じれば、そのダメージを一部緩和できる。


★ 職場でのサイコパスの見分け方

『パーソナリティー研究ジャーナル(Journal of Research in Personality)』に
掲載された2010年の研究では、刑務所行きとなるサイコパスとビジネスで成功するサイコパスの違いを調査している。

調査の結果、成功を収めるグループは他のサイコパスにも共通する
基本的特徴・習慣である不誠実さ、搾取、傲慢(ごうまん)さ、後悔や自己批判の少なさ、
冷淡さ、感情の薄さがみられることが分かった。

ビジネスで成功するサイコパスは、愛想がよく気楽な人物である一方で、攻撃的で共感に欠ける。
人の扱いに長け、自分の利益だけを常に狙っている。

成功するサイコパスと他タイプの違いは、慎重さだ。
典型的なサイコパスでは低い傾向にあるが、成功を収めるグループではこれが非常に高かった。

つまり、成功を収めるサイコパスはその他に比べて無責任さ、衝動性、不注意といった性質が弱く、
罪を犯したとしても捕まる可能性が低い。
刑務所ではなくオフィスで見かけることが多いのもそのためだ。

また、サイコパス的な特徴の一部がビジネスでの強みとなることがある。
例えば、ほぼ完全なストレス耐性があるため、危機的状況の真っただ中にいても冷静さを保てることだ。
さらに恐怖心を知らず、人に影響を与える能力があるため、邪悪な側面があるにもかかわらず昇進することが多い。


★ 職場でのサイコパス対処方法

上司・同僚・部下など、職場で一度はサイコパスと遭遇したことがある人は多い。
全人口の1~4%がサイコパスの基準を満たすと推定されている。

職場に一人でもサイコパスがいればストレスが増え、健康を害する恐れもある。
うまく対処する鍵は事前の対策だ。

相手が人を操る技術を観察し、その餌食にならないことを心に決めよう。



以下に、自分の力を取り戻すための方法を紹介する。

1. ひるまない
サイコパスは脅迫や攻撃によって他者を支配しようとする。
話すときにあなたを見下ろす姿勢を取ったり、オブラートに包んだ脅迫をしたりするかもしれない。
しっかりとした態度で自分の立場を固持し、いじめや嫌がらせは人事部に報告しよう。

2. 冷静さを保つ
冷静さを失うと、サイコパスはこちらの感情を操作可能だと感じ、あなたを支配する力を強めてしまう。
相手の行動が許し難いものであっても、冷静さを失わないよう努めることだ。

3. 相手の話をうのみにしない
サイコパスは追い詰められると、責任を他人に押し付けようとする。
そうした言い訳を聞き同情してしまえば、相手の思うつぼだ。
本当は自分が被害者だということを示すための長話には 惑わされないようにしよう。

4. 会話をサイコパス自身に戻す
サイコパスが誰かのせいにしようとしたときは、会話を向こうに戻すこと。
「大丈夫ですか? 今日はミーティングで自制心を失っていたので、少しストレスを抱えているのではないかと思っていました」などと言う。
相手の欠陥を指摘すれば、その武装を解除できる。



🌟 サイコパスは可能な限り避けること

不快な人と同じ職場で働くと、心身の健康に深刻な害が出ることが研究から明らかになっている。
そのため、可能ならサイコパスは避けるべきだ。

時には不本意ながら部署を移ったり、転職したりする必要があるかもしれないが、長い目で見ると、健全な人と働くことであなたの人生の質も一気に向上するかもしれない。

職場でサイコパスを避けられないときは、精神を強く保つための積極的な対策を取ること。
そしていじめや脅しがあれば、必ず人事部に報告しよう。









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